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Fjallraven Spring & Summer 2025

 

継続と進化

 

耐久性と機能性を兼ね備えた、世代を超えて愛されるアウトドア製品を作り続け、世界中にファンを持つスウェーデン生まれのフェールラーベンが、また今年も新しいシーズンを迎えます。
2025年の春夏シーズンは、温暖な気候に対応する多様な製品が拡充されました。スウェーデンの海岸線でのカヤックから、カナダの荒野でのキャンプ、コロラドやスカンジナビアでのトレッキングまで、季節を問わず活躍するアイテムによって、アウトドアでの可能性は無限に広がります。フェールラーベンからのメッセージはシンプルです。
「多用途なアウトドアギアと少しの知識、そして正しいふるまいで自然に出かけ、一生の思い出を作ってください」。

 

使用していくことでゆくゆくは修理され、受け継がれ、あるいは再販されることがあっても、核となる価値を維持しながら長持ちする製品を開発することを私たちは約束します。私たちは、ユーザーにその製品自体の良さを伝えると同時に、汎用性の高いアイテムを必要な数だけ購入し、長く使用することの環境への利点を説明することで、コミュニティとユーザーとの信頼を築き上げてきました。このブランドとしての姿勢が広く認知されているスウェーデンでは、数えきれないほどの人が70年代、80年代、90年代に購入したフェールラーベンの製品を今でも愛用しています。母国スウェーデンでは、フェールラーベンの製品は中古市場で最も人気があり、2024年の「Sustainable Brand Index」の衣料品・ファッションブランド部門で、5年連続となる第一位を獲得しました。

 

このようなサステナビリティへのコミットメントは、社内にとどまらず、サプライチェーンにおいても共通のテーマです。
フェールラーベンの創業者であるオッケ・ノルディンが、友人で同僚でもあるマーティン・アクセルヘッドにCEOを引き継ぐ意思を確認した時、その申し出を快諾することに躊躇はありませんでした。彼はその時、会社の高い水準と強い価値観を維持することを約束しました。そして、それが生涯の仕事になることも理解していました。今年フェールラーベンのCEOとして20周年を迎えたマーティンは、常に長期的な視点で事業が進められるブランドの一員であることを誇りに思っています。

 

長期的な視点は、常にフェールラーベンの物作りの基礎であり、すべての売上に占めるキャリーオーバー製品の割合は85%を超えています。私たちは、キャリーオーバーの製品を大切にしていくと同時に、常に革新を続け、人々が自然の中に出かけるきっかけとなるような新しい機会を探し続けています。この夏ローンチされる、サイクリング用の新シリーズ「HOJA(ホヤ)自転車のある生活のために」は、「もっと外に出かけたい」「もっと長く自然の中にいたい」という思いを実現するための新しい試みです。

 

Everyday Outdoorのカテゴリーでは、アパレル、トラベルギア、デイパックのコレクションを拡充し、これまで以上にユーザーのニーズに応えられるようになりました。そして最後に、トレッキングは伝統的にフェールラーベンの核となるカテゴリーで、この春夏も耐久性と汎用性の高いトレッキングトラウザースに変わらず注力しています。様々なアクティビティや気候に対応できるようデザインされたフェールラーベンのトラウザースは、あらゆる冒険をサポートするブランドのコミットメントを象徴するものです。

 

 

Trekking

フェールラーベンの原点
 

1960年の創業以来、フェールラーベンはトレッキングをブランドの核に据え今日に至っています。
手軽な日帰りハイキングから、人里離れた場所での数日間のトレッキングまで、ただ目的地を目指すのではなく、外に出て自分のペースで歩くその行程を大切にすることは、まさしくフェールラーベンの思いを象徴するものです。
トレイルに出た時に一番避けたいことは、自分のギアが壊れるかもしれないと心配することです。その心配さえなければ、トレッカーは天気やトレイル、そして歩くことだけに集中することができるのです。フェールラーベンが開発するトレッキング製品において、耐久性が常に最優先に考えられているのはそのためです。

 

60年以上前のフェールラーベンのオリジナルのデザイン理念は、現在の製品にも確実に受け継がれています。加えて、継続的なフィールドテストと細部のアップデートによって、常に機能的でサステナブルな製品に進化し続けています。
製造工程や素材の面だけでなく、長年使用した後の修理のしやすさにも常に気を配っています。素材や製法に工夫を凝らすこと、例えば、ファスナーの位置を変えることで交換が容易になり、また、専門スタッフのアドバイスに基づくケアと修理により、ユーザーは愛着のあるギアを長く使い続け、環境フットプリントを削減することができます。フェールラーベンのCEOであるマーティン・アクセルヘッドは、「The Deal」と題したオープンメッセージで、この挑戦を共有しました。

 

2025年春夏シーズン、フェールラーベンは温暖な気候に対応するウェアのラインナップを拡充し、強い日差しが照りつけるトレイルでもトレッキングを楽しむユーザーの要求に応えていきます。これは、昨年のチリでの開催に加え、新たにフェールラーベンクラシックに仲間入りした温暖な地域、アジア、南米、中央ヨーロッパなどの地域のユーザーからのリクエストに答えることでもあります。毎年、何千人もの好奇心旺盛なトレッカーたちを惹きつけてやまないこのトレッキングイベントは、より多くの人々が自然と共に歩むきっかけになることを目的としています。

 

50年以上に渡るトレッキングの経験を持つフェールラーベンは、丈夫で機能的、そして時代を超越したトレッキングトラウザースを作り続けていることを誇りに思っています。現在、革新的なトレッキングタイツに、女性専用の「カーブ」スタイルも加えたトラウザースは、5種類のフィットを取り揃え、3種類のレッグレングスから自分に合うモデルとサイズを選ぶことができます。

 

 

Everyday Outdoor

丈夫でタイムレスなデザインはトレイルから日常へ

 

ファッション産業が環境に与える影響に対する意識が一般消費者の間で高まるにつれ、環境フットプリントを最小限に抑えることが出来る、より配慮された購買をしたいという消費者が増えています。
サスティナビリティを重視したアウトドアブランドのリーダー的存在であるフェールラーベンは、トレッキング製品と同じ
耐久性とサスティナビリティを実現しながらも、デザインがデイリーユースにも適した製品のニーズが高まっていることを感じてきました。

 

今シーズン、フェールラーベンは、都会での生活を離れ、持続可能な農場生活を送ることを決意したAgnesとMauritz夫妻の旅を追っていきます。このストーリーは、彼らが最も愛用しているギアを収穫や農作業でテストし、Everyday Outdoorカテゴリー製品の機能性や耐久性、そして時代を超越したデザインにスポットを当てています。
Everyday Outdoorカテゴリーの製品は、できるだけ多用途に使えるようにデザインされています。週末に犬を連れて散歩したり、友人と野外で料理をしたり、森でキノコやベリーを摘んだりするのに適しています。伝統的なトレッキング製品ほどテクニカルなものではありませんが、ストリートファッションよりも実用的です。

 

このカテゴリーの製品には、フェールラーベンを代表するG-1000素材が広く使用されていますが、この夏、環境と性能の両面の理由からヘンプを使用した製品も仲間に加わります。ヘンプの栽培は、綿花に比べて環境への影響がはるかに少ないことで知られています。一般的にヘンプは、灌漑や農薬、合成肥料をほとんど必要とせず、生育する土壌の回復にも役立ちます。ヘンプ繊維はまた、天然繊維の中で最も丈夫で耐久性があり、通気性に優れ、天然の抗菌作用もあります。新作のHemp-blend T-shirtsや、Ovik Hemp Dressのように、ヘンプから作られた衣服は、快適で風通しがよく涼しい肌触りで、暑い季節にぴったりです。

 

 

Daypacks

最適な機能性と最小限の環境インパクトを

 

1950年代に創業者オッケ・ノルディンが作ったトレッキング用バックパックの試作品から、1978年に重い教科書を背負う子供たちの背中を守るためにデザインされた象徴的なデイパック「Kanken」まで、フェールラーベンにはバックパック製造に関わる長い歴史があります。フェールラーベンの製品開発者は、数多くの冒険で途方もない距離のトレッキングをしてきました。そして、世代を超えて受け継がれてきたバックパックを分解・解析し、耐久性のあるバックパックとは何かを繰り返しアップデートし、そのエッセンスを現在のデイパックシリーズに引き継いでいます。デイパックは、年に数回の旅行のためにクローゼットから引っ張り出すものかもしれないし、毎日欠かさず持ち歩くものかもしれません。ある人にとっては純粋に実用的な道具かもしれないし、別の人にとっては個性を表現するためのものかもしれません。ハイキングやサイクリングに出かける人には、機能性や耐久性が必要かもしれないし、オシャレを楽しむ人には、コーディネートの最後のアクセントになるデザインが必要かもしれません。フェールラーベンのデイパックを購入する理由がどういうものであっても、北極ギツネのロゴは、長持ちするようにデザインされた製品を、その人が慎重に検討し購入したことを周囲に示しています。

 

フェールラーベンは今シーズン、デイパックシリーズの優れた実用性と、汎用性が高く長持ちする製品が環境にもたらす利点の両方に焦点を当てています。結果的にユーザーは、頻繁に数多くの製品を買う必要がなくなり、より高品質な商品を厳選して購入することができるようになるのです。

 

フェールラーベンのデイパックシリーズは、通勤・通学でノートパソコンを持ち歩く人から週末ハイカーまで、幅広いユーザーの要求に答えています。そして今シーズンは、Everyday Outdoorカテゴリーのラインナップに、Vardagの新しいデイパックが加わります。VardagのNEWモデル、Splitpack45、Backpack17、Shoulder Bag6は、過去の歴史的な製品カタログからインスピレーションを得てデザインされたデイリーユースアイテムです。最新の素材と実用的な機能を採用し、レトロで魅力的なデザインと色彩を取り入れています。また、2024年に発表されたFardenシリーズは大きな反響があり、2025春夏シーズンも新しいモデルが開発されました。Fardenシリーズは、陸・海・空の過酷な環境にも耐えられるよう設計されており、フェールラーベンの耐久性のDNAが組み込まれています。極めて耐久性の高い500デニール リサイクルナイロン素材を使用し、補強が必要な部分には840デニールの素材でプロテクションを強化しています。

 
 


 

Spring & Summer 2025 より新たに登場したものはこちらから。

継続商品含む全てのラインナップについては、それぞれのカテゴリーごとのメニューよりご覧くださいませ。