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Classic
フェールラーベンクラシックとは?
簡単に言うと自然の中をトレッキングすることですが、フェールラーベンが行動食の準備、人の輸送、ルート選択などの運営を担い、参加者は必要なものを全て自分で運びます。
競技会でもタイムを競うものでもありません。世界中から集まった参加者の人たちと交流を深め、一生の思い出に残るトレッキングを心から楽しんでください。
ストーリー
この魅力的なイベントは、フェールラーベンの設立者オッケ・ノルディンのアイディアから生まれました。彼は壮大で息を飲むようなスウェーデンの大自然にいつも刺激を受けていて、より多くの人にこの風景を味わってほしいと望んでいました。さらに、この大自然の中で数日間を過ごすことによって心から自由を感じてほしいと思い、考え付いたのが「フェールラーベンクラシック」でした。
我々は50年以上トレックを歩き続けてきました。そしてこれからもその歩みを止めることはありません。
当時、フェールラーベンはまだ世界的に知られているブランドではなかったので、まずはスウェーデンの人に身近な自然を体感してもらうことをゴールとして、スウェーデンの伝説のロングトレイルルートである「王様の散歩道」をルートに組み込みました。さらに食事や輸送、安全に関わることをフェールラーベンで運営し、多くの人が参加できる仕組みを構築しました。
とはいえ、2005年の第一回フェールラーベンクラシックの完歩者は152人でした。徐々に参加者は本当に多くなり、10年後の2015年には2,136人が参加するまでになり、2019年にはそれ以上の参加者を集めました。現在フェールラーベンクラシックは、スウェーデンのほかデンマーク、アメリカ、韓国、ドイツ、イギリスと世界中で開催されています。開催場所は増えましたが、コンセプトは当初から変わりません。フェールラーベンクラシックは、「競争ではない」こと、「他のハイカーと交流を深め、一生の思い出に残るトレッキングを心から楽しむ」ことです。

オリジナルで最長距離のクラシック。野生動物との遭遇、完全な自由を感じる手つかずのスカンジナビアの大自然を体験できます。
フェールラーベンクラシックが生まれた場所
110kmのトレイル。広大な風景。自由なキャンプサイト。これがスウェーデンクラシックです。北極圏の広大な大自然の中を行く壮大な旅です。途中「王様の散歩道」を含むニッカルオクタからアビスコまでを、必要なものはすべてバックパックに入れて行く110kmです。
クラシックでしか体験できない旅
他では絶対に経験できない旅です。自分のペースで歩いていても経験値の違うハイカーに出会うでしょう。そして、トレッキングのレベルは違っても自然を大切に思い、アウトドアで過ごしたいと思う気持ちは同じことに気付くはずです。
この旅は楽なものではありません。目一杯楽しむためには心と体を整えておくことが必要です。でもこの旅にはその準備の価値があります。シンプルに生きること、自分のペースを守ること、愛する人や自然に感謝することを思い出させてくれるはずです。トレイルで新しい友人ができることもあります。もちろん単純に楽しいのです。
地平線からスクロールしていくように本当に壮大な景色が次から次に待ち受けています。丸みを帯びた山、若草が茂る丘、曲がりくねった川、控えめで小さな滝などを見ながら進んでいきます。時にはスウェーデン最高峰のケブネカイセなど有名なランドマークも登場してきます。また北部の森林地帯のアビスコ国立公園と不毛の地チェクチャもルートに含まれます。フェールラーベンが、食料、輸送、チェックポイント、ルートでのサポートを行います。皆さんは、必要なものをすべて背負い歩くことに集中し一生の思い出を作ってください。スウェーデンならではの景色を楽しんでください。ここはフェールラーベンのホームでクラシックが始まった場所です。
自然享受権
自然を共有することはスウェーデンの文化です。実際に人々の権利として法で定められています。「自然享受権」で知られるこの権利によって、スウェーデンを訪れた人も含め誰もがスウェーデンの素晴らしい自然を共有できます。他の地域でも同様な権利はあるかもしれませんが、スウェーデンの場合は私有地であっても土地を横断したりショートステイすることができます。
しかしながら、この権利には同時に義務も生じます。自然を保存し保護する責任があります。来た時と同じ状態でその場所を去ること、そしてフェールラーベンが求めるのは来た時よりもいい状態にすることです。この保護責任は水や石から動植物に至るまですべてです。このスウェーデンの環境に関する規則はスウェーデン社会の構築において欠かせないものでフェールラーベンクラシック・スウェーデンを特別なものとしています。このかけがえのないアウトドアフィールドをいつまでも残していくためにも、この権利と義務を尊重し守っていきましょう。

かわいい町や古代からの森とカラフルな田園風景を楽しみながら行く75キロ
クラシックの次のステップ
歴史を感じるお城、荘園、水車小屋、教会を横目に、森となだらかな農園が海岸線と平行して続くこの75キロは人と自然が作り出した最高の贈り物です。
フェールラーベンクラシックは2005年にスウェーデン北部を舞台に始まりました。その後少しづつ参加人数を増やし次のクラシックをデンマークで開催することが決まりました。2014年に第一回を開催した時の参加者はデンマークの人がほとんどで人数も数百人でしたが、2019年には37か国から1,000人を超える参加者を集めるまでになりました。
デンマーククラシックのルートはスウェーデンクラシックより約35キロ短く3日間で完歩できます。自由にキャンプを張ることができないため3か所のキャンプサイトで夜を迎えます。
ルートはデンマークの南部に位置するフュン・アーキペラゴトレイルの一部ファルスレッド港を出発しスベンボーに向かいます。フェールラーベンが行動食の準備、人の輸送、ルート選択などの運営を担い、参加者は必要なものを全て自分で運びます。歩くのは自分に合ったペースで、自分自身と向き合ったり、他の参加者と交流を図る十分な時間があります。デンマーククラシックはクラシックの意義を体現しています。遠くまで旅をしなくても素晴らしい自然はごく身近にあって、いつでも私たちを受け入れてくれます。

心肺機能と脚力が試される高地でのクラシック。壮大な風景の中に急な勾配と野生動物との出会いが待ち受けています。
クラシックが新しい大陸へ
フェールラーベンクラシックは2016年にアメリカ大陸で新しい章をスタートさせました。ヨーロッパ以外で初めて開催されるクラシックは、高地での開催という新しい挑戦が加わりました。2019年には、コロラドロッキーの楽しさと厳しさをより体感できる約30マイルのルートに生まれ変わりました。この広大な大地でのトレッキングは自然の大切さを再認識させてくれるはずです。
フェールラーベンクラシックは、2005年にスウェーデン北部を舞台に始まりました。我々のゴールはより多くの人に自然との関わりを持ってもらうことです。年々参加人数も増え、2013年には新たにデンマークでクラシックを開催することが決まりました。このデンマーククラシックは、自然はごく身近にあることを気付かせてくれました。
スウェーデンとデンマークのクラシックで数千人の参加者を集めるようにはなりましたが、必要なものはすべて自分で運び、自然への敬意を忘れず、新しい仲間と触れ合えるフェールラーベンならではのトレッキングをもっと多くの人々に体感してほしいと考えていました。
そして、2016年クラシックは海を渡りました。アメリカで開催された最初のクラシックはトレイルランニングに近いものでしたが、参加者の感想はどれも好意的でした。クラシックのコンセプトがアメリカのトレッカーにも受け入れられたのです。「Leave No Trace」のガイドラインのもと、このクラシックを通して自然環境を大切にし守っていく仲間をひとりでも増やして行きたいと思っています。

海と山と森が織りなす壮麗なハルラ山国立公園が舞台です。コリアンバーベキューも楽しめます。
クラシックが韓国にやってきました
熱狂的なハイカーが多い韓国で、2019年にクラシックが開催されました。2014年からローカルイベントとして開催していたフォックストレッキングの成功が国際的なイベントの開催に繋がりました。韓国クラシックは、神秘的な美しい火山島であるチェジュ島で開催されます。韓国最高峰のハルラ山の南側を望むルートはチャレンジ精神をかき立ててくれると同時にハルラ山を囲む深い森でのトレッキングは癒しと安らぎを感じるものでもあります。
フェールラーベンクラシックは、2005年にスウェーデン北部を舞台に始まりました。我々のゴールはより多くの人に自然との関わりを持ってもらうことです。年々参加人数も増え、2013年には新たにデンマークでクラシックを開催することが決まりました。このデンマーククラシックは、自然はごく身近にあることを気付かせてくれました。そして2016年にはコロラドの高地を行くアメリカクラシックがヨーロッパ以外で開催された初めてのクラシックとなり、街と山、森、トロピカルビーチをミックスした香港クラシックも加わりました。
そして韓国クラシックが仲間入りしました。2013年に30人のトレッカーが韓国からスウェーデンクラシックに参加し、その後毎年300人以上が韓国からクラシックに参加しました。この情熱がついにチェジュに繋がりました。ユネスコの世界遺産に登録されたハルラ山国立公園の他にはない36.8キロに及ぶ美しいトレックは世界中のハイカーに忘れられない思い出を残してくれるはずです。

豊かな風景が広がる南部のアルゴイアルプスが舞台です。
壮観なトレイルを世界中の人に
フェールラーベンの創業者オッケ・ノルディンは、70年代に彼が開発した機能的で丈夫なウェアやギアを試してもらえる機会を設けました。この試みが第一回のスウェーデンでのフェールラーベンクラシックに繋がりました。広大なスウェーデンのラップランドを行く110キロに渡るロングトレッキングが2005年に始まりました。この頃はちょうどスウェーデンでトレッキングやアウトドアアクティビティへの興味が薄れていた時期で、このイベントは美しい自然に目を向けてもらうことを目的に始まりました。その後フェールラーベンクラシックスウェーデンは年々参加者を増やし、スウェーデンだけでなく世界中から参加者を集めるようになりました。
デンマーククラシックが始まった数年後の2016年にはアメリカ、2017年には香港でクラシックが開催されました。
スウェーデンではトレッキングへの興味が年々高まっています。そんな中、クラシックは次のステップに入りドイツ、イギリス、韓国での開催が決まりました。
それぞれの国には独自の自然、文化がありますが、クラシックのコンセプトはどこで開催されても変わることはありません。参加者はテントや寝袋、ガスなど必要なものはバックパックに入れてすべて自分で運び、メディカルケアが受けられるルート上のチェックポイントを通過して行きます。参加者は自分で使ったキャンプサイトを来た時よりも美しくして去ることが義務です。可能な限りお互いに尊重し合い高め合うことが重要だと思っています。もしキャンプストーブのガスが切れてしまったり、靴擦れになってしまった時はいつでも助け合います。フェールラーベンクラシックは新しい仲間を作る場でもあるのです。

歴史のあるスコットランドの山岳地帯をトレッキング。
クラシックUK
60キロのトレイル、遥かなる景色、大自然の中でのキャンプ、これがクラシックUKです。壮大なケアンゴームズ国立公園のトレックはイギリスの残された大自然を行く素晴らしい旅です。必要なものはすべてバックパックに入れて母なる大地を行きます。
他では絶対に経験できない旅です。自分のペースで歩いていても経験値の違うハイカーに出会うでしょう。そして、トレッキングのレベルは違っても自然を大切に思い、アウトドアで過ごしたいと思う気持ちは同じことに気付くはずです。
クラシックUKはクラシックの意義を体現しています。遠くまで旅をしなくても素晴らしい自然はごく身近にあって、いつでも私たちを受け入れてくれます。この旅は楽なものではありません。目一杯楽しむためには心と体を整えておくことが必要です。でもこの旅にはその準備の価値があります。シンプルに生きること、自分のペースを守ること、愛する人や自然に感謝することを思い出させてくれるはずです。トレイルで新しい友人ができることもあります。もちろん単純に楽しいのです。
地平線からスクロールしていくように本当に壮大な景色が次から次に待ち受けています。スコットランドの古代から続く森林地帯から、スコットランドで最も高く象徴的な山々を望む急で広大な渓谷を行くルートは変化に富んでいます。
フェールラーベンが、食料、輸送、チェックポイント、ルートでのサポートを行います。皆さんは、必要なものをすべて背負い歩くことに集中し一生の思い出を作ってください。
自然享受権
自然で過ごし恩恵を受けることはスコットランドの法で認められています。スコットランドのほとんどの自然に徒歩で入れることが2003年の農地改革で定められました。ポイントは責任にあります。そしてこれをフェールラーベンは真摯に受け止めます。世界中で開催されるすべてのクラシックに共通の精神です。
自然を保護し保存していくことは我々の責任です。立ち去るときには立ち入った時と同じ状態、フェールラーベンはむしろ立ち入った時よりもいい状態で立ち去りたいと思っています。この責任は水や景色だけでなく植物も含む自然環境すべてです。
この自由に歩き回れることがフェールラーベンクラシックUKを特別なものにしています。このかけがえのないアウトドアフィールドをいつまでも残していくためにも自然を尊重し守っていきましょう。