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【STAFF blog】FJALLRAVEN CLASSIC SWEDEN への道~この感動を伝えなきゃ!アイテム編~

 

いつもFJALLRAVENをこよなく愛してくださっている皆様、こんにちは。
FJALLRAVEN by 3NITY TOKYO店長の池守隼輔です。

 

シリーズ「FJALLRAVEN CLASSIC SWEDEN への道 」。
前回までは、3回に渡りクラシックの様子をお届けしました。
今回は~この感動を伝えなきゃ!アイテム編~。
私がクラシックで使用したアイテムをご紹介します。
前回までの記事はこちらにまとめていますので、まだご覧になられていない方は是非!
https://fjallraven.jp/blogs/event/

 

では、早速。

 

<バックパック>
Kaipak 58 (27086)

 

 

4泊5日を共にした相棒です。
耐久性が高いとはいえ、22キロを入れて110キロ。
そこまでの重さに耐えられるのか多少不安はありましたが、まったく問題ありませんでした。
休憩中は岩の上にゴロンと置くこともありましたが、G-1000素材なので破れる心配もなし。
クングスレーデンの空気を吸い込んで、よりかっこよくなった気がします。
ちなみに3日目からはKaipakの声が聞こえるようになりました。
まだ聞こえます。
最近は「いいかげんに家の掃除をしろ」とうるさいので、一旦押し入れにしまおうかと思っています。

 

<トレッキングシューズ>
TATRA LIGHT GTX(Hanwag)

 

 

過酷な路面状況と重たい荷物に耐えるため、ある程度硬さのあるこちらをチョイス。
舗装された歩道は歩きにくいですが、ロングトレイルにはこれが必要なのです。
履き心地はというと、生まれたときから履いていたんじゃないかと思うほどのフィット感。
試し履きは高尾山での2回のみでしたが、見事に私の足を守ってくれました。
マメも靴擦れも指の痛みも一切なし。
靴擦れ用にワセリンを持っていったのですが、出番は1度もありませんでした。
トレイルの状況、高低差、歩くペースを考えて、その日ごとに紐の結び方、締め具合を変えたのも良かったのかもしれません。
次どこかのお山に行くときは、右左を入れ替えてみようと思います。

 

<テント>
Abisko Dome 2

 

 

4泊5日も過ごすのだから、狭くて過ごしにくいのは嫌だ!
ってなわけで、2人用の大豪邸をチョイス。
重量3,160g。
最初からわかっていたことですが、やはり重かったです。
しかし、結果的にはナイスチョイスだったでしょう。
初日、2日目の夜は雨でしたが、フライシートとインナーテント一体型なので中を濡らさずに設営できました。
前室が広いので調理も快適。
毎日手足を伸ばして、大の字で眠りました。
どんな時だって、大は小を兼ねるのです。

 

<レインウェア>
HC Hydratic Trail Jacket (86984) / HC Hydratic Trail Trousers (86982)

 

 

今年の新作を早速試させていただきました。
使う場面がなければそれにこしたことはなかったのですが、トレッキングスタート前から大活躍。
序盤2日間は終始着ていました。
着心地は最高。
また、クシャクシャっと丸めれば小さくなるので、バックパックのフロントポケットに上下どちらも収納できちゃいます。
防水力も問題なし。
ただ、足首のアジャスターが ベルクロ なので、そこに泥が付くとどうしても取れやすくなります。
天気が崩れそうなときは、ゲイターがあるとさらに安心かも。

 

<ミドルレイヤー>
Abisko Lite Fleece Jacket (86971)

 

 

トレッキング中はもちろん、キャンプ中ちょっと肌寒い時にも大活躍。
ご飯を食べるときは大体これを羽織っていました。
通気性がよいので、暑がりの私にはピッタリ。
今後も、ボロボロになるまで着ることになりそうです。

 

<パンツ>
Abisko Midsummer Trousers (81152R)
Abisko Midsummer Shorts (81153)

 

 

歩きながら、ちゃんと履いているかを何度も確認してしまうほどの軽さ。
8月のスウェーデンの気温にピッタリでした。
3日目以降はショートパンツが大活躍。
また、太もものポケットは内部もG-1000素材なので、テント設営時にペグを入れるのに最適。
キエロンにて焚火をやるために白樺の皮を集めていた時にも、このポケットが活躍してくれました。
あまりに素晴らしいポケットだったので、もしかしたらビスケットの要領でお煎餅を増やすことができるのでは?と思い、お煎餅を入れて叩いてみました。
お煎餅が増えたかどうかは、皆さまのご想像にお任せします。

 

<アンダーウェア>

 

 

画像はKeb Wool T-Shirt (81874)。
これ以外に2枚持っていきましたが、すべてウールにしました。
パンツ、靴下は各3枚ずつ。
パンツは化繊の通気性がよいやつ。
Tシャツとパンツは、「2日間はこれ、次の2日間はこれ」ってな分け方ではなく、「歩く時2枚、寝る時1枚」で分けました。
靴下はウールのやつが2つ、残り1つはホームセンターで399円で買ったペラペラのやつ。
それで歩いても私は大丈夫でしたが、特殊な訓練を受けていない方はすべてウールの厚手の靴下で揃えることをおすすめします。

 

<イス>

 

 

大自然を満喫するための必需品。
1日中歩き疲れた体を預けながら、ご飯を食べ、本を読み、焚火を愛で、ビールを飲み、粉々のお煎餅を食べました。
重量は1.5キロ。
非常に重かったですが、非常に快適でした。

 

<その他>
・ダウン
Expedition Pack Down Hoodie (86121)を持参。
着用は3日目アウスヤウレの夜に1度だけでしたが、寝床を平らにするために使うなど、出番はちょくちょくありました。
もっと寒い年もあるようなので、クラシックにダウンは必須です。

 

・本
大自然の中でビールを飲みながら本を読みたい!
というわけで持っていきました。
チョイスは世阿弥の「風姿花伝」。
念のため「シャーロック・ホームズの冒険」も持っていきましたが、こちらは読んでいないので、ただバックパックを重たくしただけでした。
「風姿花伝」は素晴らしい本でした。

 

・日本食
インスタントラーメン、みそ汁、米を持っていきました。
支給されるフリーズドライフードも美味しかったですが、味が濃くて飽きてしまいます。
そんな時、食べ慣れた味が歩く力になりました。
米は重たかったですが、炊き立てはやはり格別でした。
もしまた行くことができたなら、次こそはムースを捕えてハンバーグを作りたいです。

 

・トレッキングポール
昨年参加した上司からは2本持っていくことを推奨されましたが、私は1本しか持って行きませんでした。
なぜなら1本しか持っていなかったからです。
ほとんどの人は2本持っていました。
足が痛くなることはなかったのでなくても問題ありませんでしたが、使用することで歩くリズムをつかみやすくなるので、トレイルの具合によっては今後積極的に使ってみようと思います。

 

<持っていったけど使わなかった物>
・ひざのサポーター
出番がなくて良かったです。

 

・お薬
これも出番がなくて良かったです。
でも、絶対持っていってください。

 

・サングラス
私は目が悪く、薄暗いと余計に見えなくなるのです。
間接照明では生活出来ませんし、薄暗い飲食店にはそもそも入りません。
3日目に晴れたので試しに着用してみましたが、見えにくくなったので即やめました。
眩しいのが苦手な方はあると良いかも。

 

・ヘッドライト
白夜なので、ずっと明るいです。

 

・アイマスク
明るくてもへっちゃらでした。
毎日ぐっすり眠りました。

 

・耳栓
とても静かでした。

 

・現金
山小屋もクレジットカードです。
私の前に並んだ人が現金を出していましたが、店員のおじさんが「あれ?お釣りどこだっけ?」となっていました。
それくらい、どこもかしこもカードです。

 

<次行くとしたら持って行きたい物>
・乾燥野菜
インスタントみそ汁そのままでも十分に美味しかったですが、より美味しいお味噌汁を飲みたいですよね。

 

・ギター
大自然の中で、松山千春の「大空と大地の中で」を歌いたいですね。

 

・土鍋
やっぱり米は土鍋で炊きたいですよね。
鍋焼きうどんなんかも最高ですね。

 

ってな具合に考えはじめたら、夢が膨らみすぎて哲学くらいキリがないので、そろそろ終わりにしたいと思います。
紹介したアイテムの中にはすでに販売が終了している物もありますが、同じシーンで使えるアイテムはたくさんあります。
是非お店に来ていただければ、ぴったりのアイテムを提案させていただきます。

 

というわけで、シリーズ「FJALLRAVEN CLASSIC SWEDEN への道 」は、本当にこれにておしまい。
数か月にわたり駄文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

 

それではまたいつか。
どこかのトレイルでお会いできることを楽しみにしております。