フェールラーベンは、他のブランドとは一線を画す、独自の長期的視点で製品開発に長い間取り組んできました。
アウトドアでの使用に何十年も耐えうる機能的なウェアやギアを、可能な限り環境に負荷をかけずに製造するというたゆまぬ努力は、
アウトドアコミュニティでは注目されていましたが、そのフェールラーベンの価値観を世界的に広く認知してもらうには思いのほか時間がかかりました。

フェールラーベンが誕生した地であり、最も成熟した市場であるスウェーデンでは、フェールラーベンは国内最大の中古市場である「Tradera」で最も人気のあるアウトドアブランドです。1960年代から1980年代にフェールラーベン製品を購入し、今も愛用しているスウェーデン人は数え切れません。 これは、耐久性とタイムレスなデザインに対するフェールラーベンのアプローチが受け入れられているだけではなく、新しい製品も同じように、これからの冒険を長く共に歩んでいくことができる、という期待を抱かせていることを証明しています。

2024年冬は、エクスペディション・ダウンジャケットが誕生してから50年目のシーズンになります。
1974年に創業者オーケ・ノルディンによって開発されたこのジャケットは、わずかな仕様変更を除いて、当時の構造とデザインを忠実に守り続けています。この事実は、タイムレスなデザインと耐久性に重点を置く、フェールラーベンの物作りを象徴する例でもあります。

「永遠に続く」という概念は、普遍的にポジティブな意味合いだけではないことを認識する必要があります。
特にPFCなどの「永遠の化学物質」と呼ばれる特定の化学物質に関しては尚更です。
フェールラーベンのPFCの使用に「NO」と言い続ける旅は、2009年から続いています。
我々は、永遠の化学物質を排除することは、リサーチと開発への多大な投資と、サプライヤーとの緊密な協力が必要な、常に進化し続けるプロセスであることを学びました。
その結果、フェールラーベンはPFCを使用しない持続可能な方法で製造された防水シェルのラインナップを、2024年秋冬シーズンには、これまで以上に拡大することになります。

また、2024年秋冬シーズンは、ウインタートラウザーの品揃えを充実させました。フェールラーベンのトラウザーに関する専門的な知識と、寒冷地における豊富なノウハウと伝統を融合させたのです。また、幅広いラインナップのなかには、実績のあるスタイルにシェイプやフィット感をアップデートしたものも含まれます。

フェールラーベンは、美しい自然には誰もがアクセス出来るべきだと信じています。
毎年恒例となった冬の北極圏を遠征する「Fjallraven Polar」には、世界中から何千人もの応募があります。
フェールラーベンが目指すのは、大自然を探求する個人の力を高めること、そして一人でも多くの人が自然に足を向けるようになり、
自然を守っていくことに目を向けるようになることです。

Fall & Winter 2024 より新たに登場したものはこちらから。
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