【STAFF blog】FJALLRAVEN CLASSIC SWEDEN への道 ~練習をしなきゃ!編~
いつもFJALLRAVENをこよなく愛してくださっている皆様、こんにちは。
FJALLRAVEN by 3NITY TOKYO店長の池守隼輔です。
「FJALLRAVEN CLASSIC SWEDEN への道 」
今回が4回目です。
過去の回をを見逃した方はこちらから↓
https://fjallraven.jp/blogs/event/
さて、今回はいよいよ~練習をしなきゃ!編~。
私がこの夏挑むのは、ニッカルオクタからアビスコまでの110キロを5日間かけて歩く FJALLRAVEN CLASSIC SWEDEN。
『1日22キロ』×『5日間』=『110キロ』
身近なもので例えると、
『山手線』×『3周』=『110キロ』
『陸上トラック』×『275周』=『110キロ』
『25メートルプール』×『4400往復』=『110キロ』
よし、とりあえず現実逃避。
『ウイスキー』×『炭酸水』=『極楽浄土』
ふざけている場合ではない。
いい加減に練習しなきゃ。
まずは体力。
いつプロ野球界からドラフト指名がきても良いように、日頃から体力作りに励んでいる私。
月に最低100キロを走るという苦行を自らに課しているので、「心臓バクバクでも動けましぇん。」なんてことにはならないでしょう。
風邪もほとんどひきません。
馬鹿だからではありません。
ほうれん草をたくさん食べているからです。
体力には睡眠も非常に大切ですが、私は水中以外であればどこでもぐっすり寝られるため問題はなさそうです。
さて、問題は腰とひざです。
腰は、中高の部活でバスケットボールをやっていた頃から頻繁に痛めておりました。
今でも、冬の始まりと3の付く日は必ず痛くなります。
雨が降って気温が下がったとしたら、望んでいないことが起こるかもしれません。
そしてひざ。
テント、寝袋、着替え、水。
最低限必要な物だけでも十分重たいところに、椅子、お菓子、本などの本来は不要な物もたっぷり詰め込む予定なので、バックパックは相当な重さになることでしょう。
どうやったって、ひざに負担がかかります。
『腰痛』×『ひざ痛』=『阿鼻叫喚』
それだけはなんとか避けなければいけない。
ここでようやく重い腰が上がった私。
お休みの日に高尾山へ行くことにしました。
前日の予報では終日雨予報だったので、起きた時にどしゃ降りだったら一日中家で自分の髪の毛を数えるつもりだったのですが、残念ながら曇り。
行くしかないじゃないか。
半べそをかきながらも、無事到着。
今回はお菓子、本などの細かい物は入れずに、テントなどの重たい物を中心に入れました。
なので、持っていく物すべてが入っているわけではないのですが、バックパックはもうパンパン。
ハイボールを飲みすぎた翌朝の顔くらいパンパン。
太陽は出ていませんでしたが、蒸し風呂のような暑さ。
全身の毛穴から汗が音を立てて吹き出し続けます。
ラストの階段は地獄。
とりあえず腰とひざは大丈夫。
しかし、とにかく肩が痛い。
そりゃそうです。
普段こんなに重たい物は背負いませんから。
しかし、この地獄を抜ければきっとそこには極楽浄土が広がっていると信じ、登り続けました。
そして、遂に頂上に到着。
はぁ…。
こんなに頑張ったのに、真っ白。
私の普段の行いが悪いのでしょうか。
それとも何かの手違いで、世界中の煩悩を私1人が背負うことになったのでしょうか。
後者だとしたら、肩の痛みはそのせいでしょうか。
天狗に聞いても答えてくれなかったので、下山。
下山途中で、素敵なお守りに出会いました。
まさに110キロを歩ききるために必要なお守り。
ただ、これでは肩はどうしようもありません。
しかし、そんな私に救いの手を差し伸べてくれる動画を見つけました。
私と同じように、煩悩を背負い110キロ歩く方にお勧めです。
3の付く日に腰が痛くなる方も是非見てください。
『How to adjust your backpack(日本語字幕)』
https://youtu.be/Xg_cXSo6a-I
さて、いよいよ出発まで2週間をきりました。
これまでの記事は、一切ふざけることなく真剣に準備の様子を伝えてきましたが、帰ってきたあとの記事はイベントの魅力がより伝わるように、冗談も交えながら読みやすい記事にしたいと思っています。
スウェーデンに行ってからも電波がある場所では、X(旧Twitter)にてクラシックの様子を発信したいと思っています。
#フェールラーベンクラシック2024
を付けて発信していきますので、是非ご覧いただけると幸いです。
いよいよ始まるFJALLRAVEN CLASSIC SWEDEN。
5日間、110キロの旅。
『110キロ』×『壮大な景色』×『人との出会い』×『圧倒的非日常感』×『煩悩』=『〇〇』
答えは歩き終えるまで分かりません。
110キロの旅の中で、私はなにを見て、なにを感じ、どこを痛めるのか。
乞うご期待。
では、また。