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Tree Kanken

 

アイコニックなデザインと革新的な樹木由来の生地の融合
ツリーカンケン – 過去からのインスピレーションと未来への探求

 

2021年秋、フェールラーベンは1978年に作られた最初のKankenに敬意を表し、ツリーカンケンを販売します。
Kankenは長い間、ほとんどデザインを変えず、そのシンプルさと機能性を保ってきました。
またフェールラーベンは、高い耐久性と機能性を備えたタイムレスな製品を、より持続可能な方法で生産する取り組みを続けています。
その取り組みの一環として、今回登場するツリーカンケンでは、化石燃料由来の素材に代わる樹木由来の素材であるPine Weaveを使用します。

 

 

Pine Weave: 樹木を原料に作られた生地

 

ツリーカンケンの主素材とライニングには、フェールラーベンの新しい素材Pine Weaveが用いられています。
フェールラーベンが独自に開発した樹木由来のこの素材は、フィラメントファイバーを使用し、高い強度と機能性を誇ります。

 

認証を受けた樹木
新しい素材Pine Weaveのためにフェールラーベンが調達した樹木原料は、北スウェーデンのフェールラーベンのホームタウン、
Örnsköldsvikにほど近い認証を受けた森林からで、原生林からのものは一切ありません。

 

セルロース
木材原料を煮詰めてパルプにし、化学分解させて粘性のあるセルロースを作ります。
それを混ぜたものを紡糸口金に押し通すとリヨセルファイバーができます。

 

フィラメント糸
リヨセルファイバーを洗浄・乾燥後、生地を織り上げていきます。
今日使われているほとんどのセルロース生地は、繊維の性質上、バックパックで利用するには耐久性と機能性の面で不十分です。
しかしこのPine Weaveでは、全てのフェールラーベンの製品に期待されている水準を満たす生地を作るべく、
生地作りのプロセスを包括的に改善、修正しました。

 

 

商品開発に携わるJohanna Mollbergによると、限りある化石燃料に頼らない素材を使う方法を見つけることはフェールラーベンの重要な課題です。

 

私たちにとってPine Weaveを開発することは、新しくより良い素材作りや素材の調達が出来ているか把握することでもあります。
環境へのフットプリントを出来る限り小さくすることは、私たちが常に力を注いでいる取り組みです。Pine Weaveはこの取り組みの一部で、
この取り組みを通して私たちは非常に多くのことを学び、特に課題へ謙虚に取り組んでいく大切さを学びました。
私たちは常に改善に努めていますが、一つの領域での改善が別の領域で新たな課題を引き起こしてしまう事態は避けるべきだと考えています。

 

Pine Weaveの原料を調達する

 

現在利用できるシステムでは、木材をセルロースに変える過程において、認証を受けた木材やトレーサブルな木材を他の木材と分けることができません。
そのため、Pine Weaveに使われているパルプは、パルプ作りに使われる全ての木材原料と混ぜられます(マスバランス方式)。
現在のシステムではバックパックから樹木までを追跡することは難しいのですが、トレーサブルで認証樹木の利用の需要が高まる中、
フェールラーベンがそのことに貢献していることには変わりありません。
私たちはどのようにすればより多くの生物由来の素材を製品に使うことができるか常に模索していますが、それに加え、それらを調達する
より良い方法を考え改善する必要もあります。

 

 

1978年の最初のKankenに敬意を表して

 

ツリーカンケンの見た目は今のKankenとは少し違います。最初に作られたKankenのデザインがツリーカンケンのデザインの起源になっており、
持ち手のストラップはフロントの下部まで縫われていて、フロントポケットはありません。
これまでの長い年月、Kankenはデザインをほとんど変えず、そのシンプルさと機能性を保ってきました。
それがKankenが世界的に知られた理由でもあります。

 

ツリーカンケンは2021年8月16日から店舗とオンラインにてお買い求め頂けます。