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【STAFF blog】支笏湖外輪山スノーシューツアーレポート(前編:丹鳴山)

皆さんお久しぶりです!
札幌店スタッフやまうちです。
今回、2か月ぶりに山に登ってきました♪
フェールラーベンアンバサダー阿部夕香さんと行く、「丹鳴山~フレ岳スノーシューツアー」をレポートいたします。
往復20キロのながーい縦走ツアー!先ずは『丹鳴山編』です。

 

2021年4月10日(土)
天候:晴れ
風:稜線以外は弱風
気温:山頂で約3℃
支笏湖外輪山 丹鳴山(標高1040m) ~ フレ岳(標高1046m)

 

 

前日
前日に慌てて準備するタイプです。笑
リュックはお気に入りのSingi28。地元の小さな三角山から黒岳や富良野岳みたいな大きな山も一緒に登った相棒です。
カスタムで付けているGear Holderにはコンプレッションストラップが1本付属しているんですが、両サイド分で2本あったので今回スノーシューを固定するのに使用しました。前回(ニョロニョロ)はバンジーコードで固定して若干揺れたので更にしっかり固定できたのが良かったです!
この大きさで、衣類やファーストエイドキットなどすべての荷物が納まりました。

 

6:30
札幌から支笏湖(美笛)に向けて出発。
街を抜けて山に入ると車窓からシカを目撃。
支笏湖周辺はシカが多く、運転中は要注意です!

 


 


 

 

8:45
美笛キャンプ場分岐点に到着しました。
ここから林道を2時間ほど歩きます。雪の状態からひとまずスノーシューは背負っていくことになりました。
道のりは長い!無理をせずのんびり歩き始めました。

 

 

雪山の面白いところは、落葉した木の形が目立つこと。
こんな風にぽっきり折れてしまった立派な木や、ぐにゃりと曲がった木がたくさんあります。

 

 

9:05
歩き始めて20分程経ち、だんだん身体が温まってきました。
ここでいったんレイヤリングの調整です。
わたしもハードシェルとインサレーションを脱いでメリノウールの長袖Tシャツだけに。
春は紫外線が一年で最も強い時期なので、UVケアも忘れずに!!

 

道中には冬らしい植物も。
これはネコヤナギ?バッコヤナギ?
違いがわからない!植物の世界は奥が深いです。

 

シカの足跡がありました。
動物の足跡探しも雪ならではの楽しみですね。

 

9:25
出発から45分、【美笛林道】の看板がありました。
ここから更に4.2キロ。

 

 

 

 

林道ではいくつか橋を渡りました。
どれもガードレールが錆びて、折れ曲がっているのでちょっと怖かったです。

 

しばらく歩くと更に暑くなってきたのでパンツのベンチレーションをすべてオープン!
スーっと風が通り抜けてあっという間に快適に。
この上下のベンチレーションは本当に大活躍です。

 

9:50
ちょっと休憩。
雪の上で気温は低くても登山は汗をかきます。水分補給はしっかりとしましょう。

 

ここから黄金林道と名前が付いているようです。
秋に紅葉がキレイだから?

 

この辺に昔は建物か何かがあったみたいです。
人工的な大きな何かがありました。
橋の脚?塔?全く分かりません。

 


 

10:10
また橋がありました。
【滝見橋】たしかに雪解け水で水量が多く滝がいくつも見られました。

 

歩いているとダケカンバの樹皮がたくさん落ちています。
拾ってザックのポケットに入れて歩いていると夕香さんもちょうどいいサイズの樹皮を見つけては手渡してくれました。
ちょっとしたお礼状など書くのにいいかなぁと思ったんですけど、雪の上で湿っているうちは良くても乾いた樹皮はすぐに割れそうです…

 

 

この日はスノーシューツアーでしたが林道はそのままでも歩けるくらい雪が重く、4月上旬としては珍しかったようです。

 

10:50
まだ林道の途中ですがここでいったん休憩。
食べて飲んで、ウエアも調整。
キツツキが木をつつく音が響いていました。
求愛か、食事か…乾いた木をつついていて、音が大きいから求愛じゃない?春だから求愛?と響く音に耳を傾けながらポカポカ陽気でとても気持ちいい時間を過ごしました。

 

休憩した場所から30分弱でこんな急勾配が登場。
この辺から登山らしくなりました!笑
トレースや標識などもない雪の斜面を登っていきます。

 

ちなみに出発から約3時間が経過したこの段階で暑くてみんな汗だくでした。
わたしもこの通り、薄着です。メリノウールは汗をかいてもヒヤッとならないので初春にこそ使いたい素材です。オススメですよ♪

 

この先もスノーシュー無しで進めると判断が下り、みんなザックからスノーシューを外し木の幹と雪の間に差し込みました。 なんか面白い絵面でした笑

 

11:35
また進みます。
ザックが軽くなり、心なしか足取りが軽快な皆さん。
ただここから勾配がきつくなりそう。
目指す丹鳴山ははるか向こう…思わず「長いな」と声を漏らす私とIさん笑

 

稜線までもう少し。視界もどんどん広くなってきました。

 

雪山でビバークするような場合は、こんな風に壁になっている場所が良いそうです。
横穴式雪洞をつくれば避難できますね。
冬に登山をする場合には雪洞作りを練習しておくのも良さそうですね!

 

さっきまでほど遠いと感じていた丹鳴山の山頂が近くに見えました。
稜線に出て風が強く寒い!!
急いでインサレーションジャケットを追加。冷える前に!これが大事です。

 

各々レイヤリングを整えて先へ進みます。
小さいアップダウンを繰り返しながらじっくりと登っていきます。

 

この辺は木も少なくかなり広いので皆さん好きなように進んでいました。
自分にとって歩きやすいコース取りをしたり、ちょっとチャレンジしてキツイ勾配を選んでみたり。

 

標高が高くなり、見える景色も広くなりました。
支笏湖を一望するまでもっと頑張らなくては!

 

山頂までもうひと踏ん張り!!
見えるようで見えない山頂、まだかまだかと必死に勾配を進みました。

 

やっと山頂に到着!!!!!
ひろいひろーい丹鳴山の山頂からは支笏湖と外輪山が一望できます!圧巻です。
ここまで4時間ちょっと、ちょっと心が折れてましたがこの絶景のおかげで復活です!!!

 

左手に大きな恵庭岳が。
近い!かっこいい!!
以前アンバサダーの佐藤佑さんとイチャンコッペ山へ登ったんですが、それはこの恵庭岳の向こう側。初めて逆サイドから恵庭岳を見ました。
恵庭岳って山頂がぽこんと突起になっていてその下にもぽこぽこっと小さいこぶがあるイメージなんですが、後ろから見ると全然違う山に見えました。

 

さぁ、ここでしっかり休憩をとって、目指すはフレ岳!!!
フレ岳山行レポートは次回アップいたします♪
(つづく)