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【STAFF blog】FJALLRAVEN CLASSIC SWEDEN への道 ~わ、わ、わたしが!?編~

いつも FJALLRAVEN をこよなく愛してくださっている皆様、こんにちは。
FJALLRAVEN by 3NITY TOKYO 店長の池守隼輔です。

 

いつもこのようなコンテンツは、アンバサダーの方々のご活動やイベントの報告が主なのですが、今回は東京店からお届けいたします!

 

さて、なぜ今回私が登場したかと言うと(ババン!)
今年のFJALLRAVEN CLASSIC SWEDEN に(ババン!)
なななんと!(ババン!)
私が参加することになったからなのです!!(パフパフパフ!!)
※()内は脳内で効果音を再生しながら読んでいただけると幸いです。

 

昨年はアンバサダーの阿諏訪泰義氏が参加。
無事完歩し、素晴らしい動画を届けてくれました。

 


https://youtu.be/igKZU56TtU0

 

そして、今年は私。
「阿諏訪氏の次がなんでお前なんだよ!」と思うのはわかりますが、どうか濃いめのハイボールと一緒にご自身の腹の中へ飲み込んでいただけますでしょうか。
ゴクリ。
はい、ありがとうございます。
では、本題に入らせていただきます。

 

まずは、FJALLRAVEN CLASSIC について。
FJALLRAVEN CLASSIC は、フェールラーベンの設立者オッケ・ノルディンの「多くの人に壮大で息を飲むような大自然と、心からの自由を感じて欲しい。」という思いから生まれたトレッキングイベントです。
行動食の準備、人の輸送、ルート選択などの運営はフェールラーベンが担いますが、テント・寝袋・食料など必要な物はすべてバックパックにつめて、参加者が自分自身で運びます。
2005年にスウェーデンで始まったこのイベントは、少しづつ参加人数を増やし、今では世界7カ所で開催されています。
今回私が参加するのは、FJALLRAVEN、そして FJALLRAVEN CLASSIC の始まりの地で開催される FJALLRAVEN CLASSIC SWEDEN。
スウェーデンの伝説のロングトレイルルートである「王様の散歩道」を含むニッカルオクタからアビスコまでの110キロを、5日間かけて歩きます。

 


https://youtu.be/EHhWmEGmlXU

 

さあ、どうしよう。
時々楽しみで小さな山に登ったりはするけれども、110キロなんて果たして本当に歩けるのかしら。
重たい荷物を背負うことになるけれども、膝は壊れないかしら。
高校生の頃から腰の具合は良くないのだけれども、途中で砕けないかしら。
野菜を食べないとすぐに爪がボロボロになってしまうのだけれども、毎日野菜は食べられるのかしら。
毎日ビールを飲まないと視野がだんだん狭くなっていくのだけれども、毎晩コンビニか居酒屋に行けるのかしら。
しかし、不安なのは身体のことだけではありません。

 

まずは、英語。
中学3年間英語塾に通ったにも関わらず、私は英語があまり話せません。
お父さん、お母さん、先生、ごめんなさい。
そして、私は外国に行ったことがありません。
外国は物騒だと聞きますが、どの程度武装していけば良いのでしょうか。
さらには、極度の方向音痴です。
知らない町では、2回曲がったらもう自分がどこにいるかわからなくなる私が、大自然の中にポツンと落とされたら一体どうなってしまうのでしょう。

 

 

こんな感じで、心配なことを挙げればキリがなく、全て書き出すと広辞苑くらいのボリュームになりそうなので、この辺で止めておきます。

 

ただ、もちろん楽しみなこともたくさんあります。
まずは、なんてったってスウェーデンの大自然。
日本では見られない壮大な景色を目の前にした時、果たしてどんな感情が沸いてくるのでしょうか。
かつて友人に「目が心の鏡になっていない。」と言われた私の目にも、ついに心が宿るのでしょうか。
そんな大自然の中を一日歩き終えた後の、夜の時間も楽しみです。
私は幹線道路沿いのペラペラのアパートに暮らしているので、日々車の騒音の中で眠っているのですが、クラシックではとてつもないほどの静けさを体験できるでしょう。
その静けさの中、コーヒーを飲みながら大好きな本を読みたいと思っています。
どんな本を読むかは非常に重要です。
まだ、これだ!という本が定まっていないのですが、とりあえず「〇〇殺人事件」や「〇〇学入門」みたいなタイトルの本は避けようと思っています。

 

ストックホルムにある、フェールラーベンの第一号店も楽しみです。

 

 

外観の写真を見ただけで興奮が止まりません。
余計な買い物をしてしまわないか不安です。

 

可愛らしい街並みも楽しみです。

 

 

映画の世界みたい。
40歳手前のおじさんには、似つかわしくないことは重々承知しております。
でも、どうか歩かせてください。

 

そしてなにより、110キロを完歩した時、自分の中でどんな感情が湧き上がるのかがとても楽しみです。
どんな映画を見ても、どんな音楽を聴いても、どんな体験をしても、「よかった。」か「よくなかった。」しか言葉が出てこない私から、ついにそれ以外の言葉が出てくるのでしょうか。

 

スタートからゴールまで、おそらくほとんどのことが初体験。
一日一日、一瞬一瞬、新しい感情と出会えることでしょう。
時には困難が立ちはだかることもあるでしょう。
そして、無事ゴールすることができた時には、新しい自分に出会えるのではないかと期待しています。

 

という訳で今回はここまで。
次回は準備についてお話したいと思います。

 

では、また。