みなさん、こんにちは！
FJALLRAVEN アンバサダーの佐藤佑です。

毎年初冬に恒例となっているガイド合宿に出かけてきました。

今回は『冬準備合宿』。
まだ冬の身体が出来ていない初冬。
北海道の中でも標高が高く、冬の到来が早い十勝岳連峰へ繰り出し、耐寒訓練、アルパインクライミングなどを行います。

天候は毎年恒例、今回ももれなく暴風雪。
前日は登山口となる1300mでも大雨。
山はガリガリでアイゼン・ピッケルにはグッドコンディション。

当日は-10℃、雪、風速は平均10m/s、場所によって20m/sオーバー。

宿泊装備を背負い、まずは冬用登山靴+スキーの足回りでアプローチ。

その後アイゼン・ピッケルに履き替え、上ホロ北西稜を進む。
吹雪、深い雪、体温低下、凍傷を気遣う。そして厳しい環境と自身の精神状態と向き合い判断・行動する。

つまり『寒い思いをし、痛い目に遭ってくる』という位置付けですが、
毎年のこの厳しい経験がガイドとしての判断基準を養い、役に立っていると思います。

北海道も一気に寒くなり、冬本番となりました。
連日雪が降る地域もあり、氷も発達してきています。冬山シーズンも目前です。
この冬も事故無く、安全第一にガイドをしていきたいと思います。

佐藤 佑（アルパインガイド ノマド）
www.ag-nomad.jp