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Fjallraven
Classic
2024

フェールラーベンクラシックとは?

簡単に言うと自然の中をトレッキングすることですが、フェールラーベンが行動食の準備、人の輸送、ルート選択などの運営を担い、参加者は必要なものを全て自分で運びます。

競技会でもタイムを競うものでもありません。世界中から集まった参加者の人たちと交流を深め、一生の思い出に残るトレッキングを心から楽しんでください。

ストーリー

この魅力的なイベントは、フェールラーベンの設立者オッケ・ノルディンのアイディアから生まれました。彼は壮大で息を飲むようなスウェーデンの大自然にいつも刺激を受けていて、より多くの人にこの風景を味わってほしいと望んでいました。さらに、この大自然の中で数日間を過ごすことによって心から自由を感じてほしいと思い、考え付いたのが「フェールラーベンクラシック」でした。

我々は50年以上トレックを歩き続けてきました。そしてこれからもその歩みを止めることはありません。

当時、フェールラーベンはまだ世界的に知られているブランドではなかったので、まずはスウェーデンの人に身近な自然を体感してもらうことをゴールとして、スウェーデンの伝説のロングトレイルルートである「王様の散歩道」をルートに組み込みました。さらに食事や輸送、安全に関わることをフェールラーベンで運営し、多くの人が参加できる仕組みを構築しました。

とはいえ、2005年の第一回フェールラーベンクラシックの完歩者は152人でした。徐々に参加者は本当に多くなり、10年後の2015年には2,136人が参加するまでになり、2019年にはそれ以上の参加者を集めました。現在フェールラーベンクラシックは、スウェーデンのほかデンマーク、アメリカ、韓国、ドイツ、イギリスと世界中で開催されています。開催場所は増えましたが、コンセプトは当初から変わりません。フェールラーベンクラシックは、「競争ではない」こと、「他のハイカーと交流を深め、一生の思い出に残るトレッキングを心から楽しむ」ことです。

WELCOME TO FJÄLLRÄVEN CLASSIC 2024

フェールラーベンクラシックでは、クラシックならではのトレッキング体験をすべての人に経験してもらいたいと思っています。参加者は、トレックで必要なすべての荷物を自分で背負い、テントを設営し、料理し、自分のペースで歩きます。そして、フェールラーベンが行動食の準備、人の輸送、ルート選択などの運営を担い、ボランティアの人たちが、ビギナーでも自信をもって安全にトレッキングできるようにサポートしてくれます。
多くの参加者は、自分の家の近くでもハイキングが出来ることに気付いていないものですが、フェールラーベンクラシックでの学びや経験によって新しいスキルを身に着け、110kmのトレッキングを終えた頃には、その素晴らしさを伝えてくれるアンバサダーになっています。我々の一番の願いは、クラシックに参加した人々が自信と熱意を持って家に帰り、家族や友達をハイキングに連れ出してくれることです。

今年20周年を迎えるフェールラーベンクラシック、世界7カ所で開催される唯一無二のトレッキングイベントに参加してみませんか?


Sweden

フェールラーベンクラシックが生まれた場所

110kmのトレイル。広大な風景。自由なキャンプサイト。これがスウェーデンクラシックです。北極圏の広大な大自然の中を行く壮大な旅です。途中「王様の散歩道」を含むニッカルオクタからアビスコまでを、必要なものはすべてバックパックに入れて行く110kmです。

クラシックでしか体験できない旅

他では絶対に経験できない旅です。自分のペースで歩いていても経験値の違うハイカーに出会うでしょう。そして、トレッキングのレベルは違っても自然を大切に思い、アウトドアで過ごしたいと思う気持ちは同じことに気付くはずです。

この旅は楽なものではありません。目一杯楽しむためには心と体を整えておくことが必要です。でもこの旅にはその準備の価値があります。シンプルに生きること、自分のペースを守ること、愛する人や自然に感謝することを思い出させてくれるはずです。トレイルで新しい友人ができることもあります。もちろん単純に楽しいのです。

地平線からスクロールしていくように本当に壮大な景色が次から次に待ち受けています。丸みを帯びた山、若草が茂る丘、曲がりくねった川、控えめで小さな滝などを見ながら進んでいきます。時にはスウェーデン最高峰のケブネカイセなど有名なランドマークも登場してきます。また北部の森林地帯のアビスコ国立公園と不毛の地チェクチャもルートに含まれます。フェールラーベンが、食料、輸送、チェックポイント、ルートでのサポートを行います。皆さんは、必要なものをすべて背負い歩くことに集中し一生の思い出を作ってください。スウェーデンならではの景色を楽しんでください。ここはフェールラーベンのホームでクラシックが始まった場所です。

自然享受権

自然を共有することはスウェーデンの文化です。実際に人々の権利として法で定められています。「自然享受権」で知られるこの権利によって、スウェーデンを訪れた人も含め誰もがスウェーデンの素晴らしい自然を共有できます。他の地域でも同様な権利はあるかもしれませんが、スウェーデンの場合は私有地であっても土地を横断したりショートステイすることができます。

しかしながら、この権利には同時に義務も生じます。自然を保存し保護する責任があります。来た時と同じ状態でその場所を去ること、そしてフェールラーベンが求めるのは来た時よりもいい状態にすることです。この保護責任は水や石から動植物に至るまですべてです。このスウェーデンの環境に関する規則はスウェーデン社会の構築において欠かせないものでフェールラーベンクラシック・スウェーデンを特別なものとしています。このかけがえのないアウトドアフィールドをいつまでも残していくためにも、この権利と義務を尊重し守っていきましょう。


Denmark

デンマークの昔ながらの風景を感じる旅

歴史を感じるお城、荘園、水車小屋、教会を横目に、森となだらかな農園が海岸線と平行して続くこの72キロは、人と自然が作り出した最高の贈り物です。

2005年にスウェーデン北部を舞台に始まったフェールラーベンクラシックは、少しづつ参加人数を増やし、次のクラシックをデンマークで開催しました。2014年の第一回目の参加者は、デンマークの人がほとんどで人数も数百人でしたが、2019年には37か国から1,000人を超える参加者を集めるまでになりました。

デンマーククラシックのルートはデンマークの南部に位置するフュン・アーキペラゴトレイルの一部ファルスレッド港を出発しスベンボーに向かいます。


USA

コロラドのバックカントリーに切り込む

フェールラーベンクラシックは、2016年にアメリカ大陸で新しい章をスタートさせました。ヨーロッパ以外で初めて開催されるクラシックは、高地での開催という新しい挑戦が加わりました。

2019年には、コロラドロッキーの楽しさと厳しさを体感できる51キロのコースに生まれ変わりました。標高2,800mからスタートするこのコースは、コロラドの松林を抜け歴史的な馬車道を760m登っていくコースで、肺活量と脚力が試される高地トレッキングです。

鬱蒼とした松林、峠道、人里離れた湖など、広大でワイルドな未開の地を行く、これぞバックカントリーの醍醐味です。


Korea

神秘の済州島を行く

熱狂的なハイカーが多い韓国で、2019年に初めてクラシックが開催されました。2014年からローカルイベントとして開催していたフォックストレッキングの成功が国際的なイベントの開催に繋がりました。

韓国クラシックは、神秘的で美しい火山島である済州島で開催されます。韓国最高峰のハルラ山の南側を望むルートは、チャレンジ精神をかき立ててくれ、逆に、ハルラ山を囲む深い森でのトレッキングは癒しと安らぎを与えてくれます。


Germany

バイエルンの文化と自然が出会う場所

広い渓谷、なだらかな丘陵、雄大な山々、深い森、色とりどりのアルプスの牧草地を行く57kmの旅です。この美しいトレッキングコースは、バイエルンの文化とアウトドアが出会う場所です。

バイエルンの文化的景観を行くルートは57km、標高は2300mを超え、ドイツならではのキャンプも体験できます。


UK

湖水地方の渓谷を探索する

今回のイギリスの新ルートは、湖水地方国立公園を行くルートです。深い山の中をスタート地点とし、古代の森林地帯をトレッキング、峠からの眺めを楽しみ、川や湖のほとりでキャンプをします。

かつての羊飼いやポニーの足跡をたどりながら、湖水地方の伝統的な村々を巡り、新石器時代のランドマークを通過、最後は海辺の城がゴールです。決して忘れられない旅となることでしょう。


Chile

遥かなるパタゴニアを行く新ルート

フェールラーベンクラシックの最新ルート。この新しく仲間入りしたルートは、手つかずの森、荒涼とした大地、悠久の氷河など、毎日新しい風景を体験できる遥かな南パタゴニアが舞台です。普段はこの地域で働くガウチョだけが通れるトレイルをトレッキングするパタゴニアのすべてを体験させてくれるルートです。