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#irespectnature ビーチクリーンで実感するゴミの問題

 

地球という大自然を支えているのは海であり、生き物を生み出してきたのもやはり母なる海。
フェールラーベンのプロダクトには森や山のイメージがあるかもしれませんが、私たちはフィールドに隔たりは設けていません。
今回は、フェールラーベンの定番アイテムをきっかけに広がりを見せる、海の環境保全アクションについてご紹介。
私たちスタッフも突き動かされるようにビーチに出かけました。

 

海洋プラスチック問題に一石を投じる、ポジティブなアプローチ

 

 

2019年に始まった「KANKEN ART」シリーズは、フェールラーベンの定番バッグであるカンケンのスペシャルバージョン。
グラフィカルなプリントファブリックを用いているのが特徴で、毎年自然にまつわるテーマを決めて、これまでにないデザインで発表。
そして、その売り上げの一部を環境保護団体に寄付してきました。

 

6月8日の世界海洋デーに世界同時リリースされた2021年エディションは、「海洋プラスチック問題と海の健康状態について認知を広めること」を
テーマとし、スウェーデンのイラストレーターによってデザインされたものです。

 

ブルーを基調とした可愛らしい「オーシャンディープ」と「オーシャンサーフェス」のパターンは、海に漂うプラスチックのかけらから
インスピレーションされたもの。楽しさの中に環境への配慮を促すメッセージが込められています。

 

また、今回も売り上げの一部を海洋保護団体に寄付する一方で、問題の根本を解決できるようにとプラスチックの削減やビーチクリーン活動も啓蒙。
フェールラーベンのユーザーの皆さんと共に、意欲的に活動を行っていければと考え、KANKEN ART購入者には先着で特製トラッシュバッグをプレゼントしています。

 

 

ちなみに同様のトラッシュバッグは、フェールラーベンが世界各地で行っているロングトレイルイベントでも参加者に配布。
これらを使ってゴミ拾い活動をしている様子は、「#irespectnature」のハッシュタグと共に世界中でSNS共有されています。

 

 
 

私たちも、葉山の海岸でビーチクリーン

 

 

気軽に楽しく、自然のことを思ってゴミ拾いをしていただくべくキャンペーン展開中のフェールラーベン。
7月のとある日、葉山に訪れる機会があったので、私たちスタッフも目的地近くの浜辺でビーチクリーンをしてきました。

 

普段海に接している地元の人たちにとっては周知のことかもしれませんが、いつも内陸部に暮らしている私たちにとって
海はレジャーの場所というイメージが先行していて、あまりゴミが散乱しているという認識はありませんでした。

 

 

しかし、ビーチクリーンという目線で海岸を歩いてみると、視界の中に次々とゴミの姿が飛び込んできたのでした。
波に揺られて漂着してきたようなプラスチックの容器や破片、だれかがポイ捨てしたビニール袋、数十年に捨てられたであろう空き缶。

 

意外なほど目についたのが納豆のパックのような容器。葉山ではビーチで納豆を食すことが流行りなのかと思いましたが、
それは釣り餌が入っていた容器。釣りの仕掛けが絡まった藻屑や鉛、朽ちかけた釣り具もよく見かけました。
意図的でないことを祈りますが、海を楽しもうというその行動によって環境を汚す結果になっていることは悲しいことですね。

 

 

予想だにしないものを拾うたびに「これはどうやってここに辿りついたのだろう」と推測をするのは楽しい作業でしたが、
やはり砂の中からゴミを取り出すたびに釈然としない気持ちになります。

 

ペットボトル、缶、ビン。リサイクルされる仕組みがあるにもかかわらず捨てられ、土に還らないもの。
浜辺にあるそのごく一部を回収することはできましたが、きっと大海原にはおぞましい数のゴミがあるのでしょう。

 

 

できる限りでゴミを減らす努力をして、仕方なく捨てるときは正しく分別する。浜辺に転がったものを黙々と拾っていると、
一人ひとりが行う当たり前の行動の大切さを感じると共に、使い捨て文化と距離をおかなければ、という使命感も生まれてきます。

 

3人でゴミ拾いを始めて、30分もすると、45Lのゴミ袋が3つパンパンになるほどに拾うことができました。
本格的にビーチクリーンを考えると、トラッシュバッグではやはり容量不足でした。

 

 

海岸に突き出た巨大な奇岩、「立石」が遠くに臨める秋谷海岸を掃除。まだ海水浴客で賑わうシーズンの前にきたものの、
こんなにゴミが落ちているものか……と少し落胆もしましたが、結果的に1時間半程度で数百mの海岸に落ちているあらかたのゴミを回収することができました。

 

 

近くに住まれているのであろう犬の散歩中の方も、袋を片手に気になったゴミを拾われていました。
サーファーの方も「ワンハンドビーチクリーン」といってゴミを持ち帰っているように、日常の中に自然保全があるのは素敵なことですね。

フェールラーベンもアウトドアブランドという立ち位置から、啓蒙活動や保全活動に積極的に参加しています。
みなさんも是非 #irespectnature のハッシュタグをつけてSNSに投稿して、一緒に素晴らしい自然環境を守っていきましょう!